賢を好んで用いるに能わず、故に奇士之を去る
―好賢而不能用、故奇士去之―
- [原文](三国志 魏書 王粲伝)
- 好賢而不能用、故奇士去之。
- [書き下し文]
- 賢を好んで用いるに能(あた)わず、故に奇士これを去る。
- [原文の語訳]
- 賢人を好んでも採用することができず、したがって傑出した人はそこから去る。
- [解釈]
- 頭脳派を集めても悩んで提案を採用しきれずにいるので、せっかくの人材も去ってしまうということです。
- 良い提案ばかりだと、どれにしようか悩んでしまいます。特に優柔不断なトップだと、組織として先が決まらないことには活動が停滞してしまいかねません。また採用されなければ自分は必要な人材ではないと判断し、もっと大事にしてくれる組織へと移っていくものです。
- 良品を多く取り揃えても、どれを目玉にするか、どうやって広告するかなどしっかりと戦術を立てないと宝の持ち腐れになってしまいます。良品であれば逸品一品でも十分に勝負できるものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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