「部下から意見を求めることを苦にしない」智に於いて独断周す者、下問に於いて恥じ不

智に於いて独断周す者、下問に於いて恥じ不

―智周於独断者、不恥於下問―

[原文](三国志 魏書 劉廙伝)
智周於獨斷者、不恥於下問
[書き下し文]
智において独断周(しゅう)す者、下問において恥じず
[原文の語訳]
英智において独断を周到にする者は、目下に対して諮問することを恥じない
[解釈]
英知をもって独りで決断する者は、それ以前に周りから広く意見を求めることを苦にしないということです。
トップは最終的に決断するわけですが、中でもできる人は自分の独自の意見のみを信じるのではなく、周りの知恵、衆知を重要視して傾聴し用意周到に意見をまとめた上で結論を出すということです。
組織で昇進していくと、個人のこれまで成績からプライドが邪魔してなかなか部下の意見を聞き入れなる場合があります。最終的な決断と責任は負っても、それまでの過程は組織全員の総意を大事にする必要があります。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言 #劉廙 #劉向新序 #趙簡子 #孔子

[ad#book]
今日の一言

今日の一言

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました