明年は魚無し
―明年無魚―
- [原文](三国志 魏書 徐宣伝)
- 明年無魚。
- [書き下し文]
- 明くる年は魚無し。
- [原文の語訳]
- 翌年に魚はいない。
- [解釈]
- 沼を干上がらせて漁をすれば、魚を捕獲できないわけがないが次の年には沼に魚はいない。現状においては有効な案だが先を見据えたときには愚案だということです。
- 目先の打開策ばかりに囚われて、その後のことまでは考えていないということです。
- 漁業でも乱獲が問題となっていますし、農業でも根こそぎ抜いてしまうと次が育たなくなります。
- トップの思いつきに周りも実現するために無理をしてやり繰りをすると、いずれしわ寄せがくるものです。目先の欲にしか興味がないトップには困りものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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