「自分の欠点をなくすことを楽しむ」聖王其の闕を聞くを楽しむ

聖王其の闕を聞くを楽しむ

―聖王楽聞其闕―

[原文](三国志 魏書 高堂隆伝)
聖王樂聞其闕
[書き下し文]
聖王其の闕(けつ)を聞くを楽しむ
[原文の語訳]
聖王は足りない部分を聞くことを好み心を満たします
[解釈]
聖王は自分に足りない部分や欠点を好んで聞いたということです。
耳の痛い話は聞きたくないものですが、できる人は自らの修身のために恥やプライドなど関係なく、誰にでも尋ねることをします。
組織のトップともなれば、部下の手本となるべき資質を備える必要もあります。そのためには指摘される改善点を自ら求める必要もあります。
自分の欠点をなくすことを楽しむという考え方にできると、気持ち的に違ってくるかもしれませんね。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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