朝華の草、夕にして而るに零落す
―朝華之草、夕而零落―
- [原文](三国志 魏書 高堂隆伝)
- 朝華之草、夕而零落。
- [書き下し文]
- 朝華の草、夕にして零落(れいらく)す。
- [原文の語訳]
- 朝花が咲く草は、夕方には萎む。
- [解釈]
- 朝顔のように朝に花を咲かす草花は夕方には萎んでしまう。早く完成すると早く滅びるということです。
- 競馬の競走馬も早い時期から活躍する早熟型がいますが、長続きせず、成績を残せない場合が多いものです。
- 早く動き出すことと早く完成させることは違います。急ぐ突貫工事では完成度が低かったり、ミスも発生してしまいます。
- 神童と呼ばれた子どもが成長しても活躍できるのは、勉強や練習の継続を怠らないからです。
- 始めだけを重視していると尻すぼみになります。長く花を咲かせるように慌てずじっくりと育てていきたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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