清慎の道は、相須而成る
―清慎之道、相須而成―
- [原文](三国志 魏書 李通伝)
- 淸愼之道、相須而成。
- [書き下し文]
- 清慎(せいしん)の道は、相須(そうしゅ)すなわち成る。
- [原文の語訳]
- 清廉さと身を慎む道は、同じ道を歩むことで成り立つ。
- [解釈]
- 清廉さと慎重さは併せ持つことで相乗効果があるということです。
- 加えてどちらが重視すべきかとなると、それは慎重さであり、清廉であっても慎重でなければ上手に事を運ぶことが出来ない場合があるからということです。
- 清廉であっても雑な場合があります。白い紙でもしわくちゃでは使いづらいですが、慎重に扱えば白いままでしわくちゃにもなりません。料理でも雑味がなくても慎重さが足りずに盛り付けが雑になってはいけません。慎重に作れば雑味もなく盛り付けも丁寧となるのです。
- 清廉さも意識しながら、まずは慎重に事を進めることを大事にしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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