持重は行かざる之謂うに非ず也、進んで而に犯すべからずのみ
―持重非不行之謂也、進而不可犯耳―
- [原文](三国志 魏書 高堂隆伝)
- 持重非不行之謂也、進而不可犯耳。
- [書き下し文]
- 持重(じちょう)は行かざる之謂うに非(あら)ず也、進んで犯すべからずのみ。
- [原文の語訳]
- 大事をとって行動しないということではなく、進んでも犯すところまではしないということである。
- [解釈]
- 様子見や抑止ということで、一線を越えない程度で行動するということです。
- 本格的にはいかずに、試験的に留めるといったことでもありそうです。
- 行動でも何もしないことではなく、少しは助走をつけておくことでスタートで躓くことのないようにしておくことが必要です。
- 組織においては部下に対し、全く手出ししないのではなく、フォローする準備をしておくということです。
- 止まった状態から動き出すには必要以上に力が必要です。少しでも動いていればスムーズに初動にはいれるものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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