「臆病さをもつ」為將當有怯弱時

將為るは當に時として怯弱を有すべし

―為將當有怯弱時―

[原文](三国志 魏書 夏侯淵伝)
為將當有怯弱時
[書き下し文]
將為るは當(まさ)に時として怯弱(きょうじゃく)を有すべし
[原文の語訳]
将たるものは時には臆病になって事に当たるのが当然である
[解釈]
指揮官はいつも血気盛んなだけでなく、時には臆病さを内に秘めることも必要だということです。
曹操は勇猛果敢な夏侯淵に対し、戦果を上げてはいるもののこういって戒めていたそうです
ただし臆病さを表に出してしまうと組織の士気に関わってしまいますので注意が必要です。
猪突猛進、一本槍では相手にうまくいなされた時に対応ができなくなります。勇気や武力任せでなく智力も用いて不安材料を浮き立たせ、対策を練っておくことが大事です。
力任せの場合は一点集中であるとともに視野が狭くなりかねません。
一括購入は安く買うことができますが、一方で当てが外れた場合は余分な在庫を抱えてしまうことになります。果たして大量仕入れが妥当か、当てが外れたときには転用可能かどうかなどを一考する必要があります。
リーダーシップは発揮しながらも、単にイケイケなだけで「いざとなっても何とかなる」という考えのトップには困りものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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