沢を竭して而漁すれば、則ち亀龍は見えず
―竭沢而漁、則亀龍不見―
- [原文](三国志 魏書 劉廙伝)
- 竭澤而漁、則龜龍不見。
- [書き下し文]
- 沢を竭(つく)して漁すれば、則ち亀龍は見えず。
- [原文の語訳]
- 沢を総ざらいして漁をしたならば、亀や龍は現れない。
- [解釈]
- 小魚までも残らず獲ってしまう沢には亀や龍が姿を見せることはない。捕まることを分かっていてやって来ることはないということです。
- 待ち伏せをされているのがわかっているのに、ノコノコと行くようなことはしないということです。
- 分かっていて飛び込む勇気も必要ですが、それによって自分の志を途絶えさせられるようではいけません。ときに引くことも大事です。
- また獲る方も全部してしまうと、次が出てこなくなる危険性があります。残すことで次に繋げるのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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