そもそも廟算して而後に軍を出す、なお事に臨みて而懼れる
―夫廟算而後出軍、猶臨事而懼―
- [原文](三国志 魏書 辛毗伝)
- 夫廟筭而後出軍、猶臨事而懼。
- [書き下し文]
- そもそも廟算してしかる後に軍を出す、なお事に臨みて懼(おそ)れる。
- [原文の語訳]
- そもそも朝廷における勝利の作戦が立てられたのち軍を出す場合でも、なお事に臨んでの慎重さが必要。
- [解釈]
- 事前に勝算を得ていたとしても、なおかつ事を運ぶには慎重さを要するということです。
- 勝った気でいると思わぬ油断を生じてしまいます。
- 確証を得ていても慎重さを大事にするのですから、準備がままならないうちに事を進めようとするならば、より慎重にいかなければいけません。特に先を読めない場合は大胆さも必要ですが、常にあらゆる状況を想定しておきたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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