平成20年4月7日10時30分から(第一会議室)

一昨日14日ですが、震度6強を記録した、岩手・宮城内陸地震が発生しました。これまでの報道では、9人の方がお亡くなりになり、13人の方が行方不明になったとの情報があります。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。あわせて行方不明になっている方の一刻も早い発見、無事を願っています。また、あちこちで、インフラがかなり痛んでいるとの情報もあります。早期の復旧を願っています。また、名古屋市として、総務省消防庁から応援要請があれば直ちに出られる体制を敷いているところです。
報告に入ります前に少しお話しさせていただきます。
一昨日、愛知県芸術劇場大ホールで「生物多様性キックオフシンポジウム」が開催されました。私も式典に出席し、130名の園児や児童たちとともに、生物多様性の保全に向けた取り組みの「キックオフ宣言」を行ってきました。(COP10開催に向け)気を引き締めやっていこうという決意を新たにしたところです。
では、2点、報告させていただきます。
1点目は、開府400年記念事業マスコットキャラクターのデザイン募集についてです。
6日(金曜日)名古屋開府400年記念事業実行委員会の設立総会がありました。多くの皆様の参画を得て、事業の推進体制が整いました。
この総会では、名古屋のまちづくりが始まって400年という歴史を振り返り、次の100年を見据えた新しいまちづくりのスタートを切るという、この事業の意義を確認しました。
その第一弾として、来月7月から、マスコットキャラクターのデザイン募集を行います。
マスコットキャラクターは、事業の広報・PRの中心となるとともに、事業に関わる様々な主体の気持ちをひとつにして、事業を盛り上げていく重要なシンボルになると思っています。愛知万博の時のモリゾーとキッコロがそうでした。
募集では、18歳未満の子どもたちを対象に、キャラクターと名古屋との「ゆかり」を柔軟な発想で考えてもらい、自由にデザインしてほしいと考えています。
どんなものが出てくるか、楽しみにしています。名古屋の400年の歴史的な節目を飾るにふさわしく、その後何年も愛され続けるようなマスコットキャラクターが誕生し、今の子どもたちから、未来の子どもたちへの贈り物になればと思っています。
このデザインが決定した後、その名称について、9月頃をめどに愛称募集をしていく予定です。秋のイベントには、このマスコットキャラクターが、あちこちに登場できればいいと思っています。
2点目は、どすこい!!名古屋城RAVEについてです。
この「どすこい!!名古屋城RAVE」は、今年で3回目となるイベントで、名古屋大学の相撲部を中心とする学生さんたちが自ら企画、運営をしています。アマチュア力士たちによる相撲大会と、ディスクジョッキー(DJ)による音楽やダンスパフォーマンスを融合させた、大変ユニークなイベントです。
名古屋開府400年に向けて盛り上がっていこうということを、イベントの趣旨のひとつに位置づけていただいています。若い方々に、名古屋城や名古屋のまちの歴史・文化に目を向けていただくという意味でも、よいイベントだと思っています。
よく、「市民を巻き込む」と言いますが、「巻き込む人、巻き込まれる人」という関係ではなくて、それぞれが思い思いの関わり方で、ともに盛り上がっていくことが大事だと思っています。
このイベントは、いわゆるチラシというものがほとんどありません。学生たちが、携帯のメールでやり取りをしながら、多くの人を集めるという非常にユニークな大会で、私も2回行っていますが、大丈夫かと思っていると、非常にたくさんの人が集まってきます。これはみな、メールのやり取りで集まってくる、若者らしい取り組みだと思っています。
このイベントは7月5日、土曜日に予定されています。丁度、大相撲名古屋場所を1週間後に控えた時期ですから、大いに盛り上がることを期待しています。
報告は以上ですが、あと少し話をさせていただきます。
開府400年のPRのグッズとしてうちわを作りました。本丸御殿の上洛殿の杉の板戸絵をあしらったものです。ドイツのボンでも配りました。「(半分で絵が切れているが)こちら半分も絵があるのか?」と聞かれましたが、事実こちら半分も絵があるのですが、わざわざ絵を半分にして、2010年は名古屋開府400年という文字を入れました。ボンの会議では、ドイツが異常に暑かったせいもあり、このうちわは大変人気がありました。
エコ・スタイルと「うちわ」で、これからの季節を乗り切っていきたいと思っています。
名古屋市:平成20年6月16日市長定例記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h20/nagoya00055849.html