「取って代わる最有力は…」先日、六月末でサービス終了を発表した大手検索サービス「グーグル」のサービスの一つに含まれるRSSリーダーが波紋を広げている▼RSSとはサイトの情報を配信するための規格のひとつ。ユーザーは実際にホームページを閲覧しなくても情報取得や整理が容易になる。総じて時間節約ができるその利便性からブログとともに急速に普及した▼自分もその恩恵は大いに受けている。いくつかの同様のサービスを利用した後、最終的に同社サービスを利用するようになった。他のサービスとの大きな違いは同社の強味である検索力である。過去に読んだ記事を掘り返して探す場合に圧倒的威力を発揮し、他のサービスの追随を許さない。パソコンにインストールするアプリでは時間とともに増え続ける膨大な情報のデータベースの処理にしだいに動作が重くなる▼「タダほど高いものはない」とは正にこのことだと実感した。無料で使えるという恩恵を受けていながら「いつまでも無くならないもの」と信じ込んでいた。企業が提供するのだから採算が見合わないものを見直すことは当然のことである▼代替となるものを探すのは利用者の義務ではないだろうか?情報収集を無償の他力に頼っていては、いざという時に無力になってしまう。情報を分析する力を養うとともに収集アンテナを伸ばす作業も怠ってはいけない▼自分の展開するサービスも趣味の範囲で行なっている。いつ閉鎖するかわからない。
平成25年3月17日 雑句話欄

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