「陰で努力したことは必ず日の目を見る」有陰徳者必有陽報

陰徳ある者は必ず陽報あり

―有陰徳者必有陽報―

[原文](淮南子 人間訓)
有陰徳者、必有陽報、有陰行者、必有昭名。
[書き下し文]
夫(そ)れ陰徳(いんとく)ある者は必ず陽報(ようほう)あり、陰行(いんこう)ある者は必ず昭名(しょうめい)あり。
[原文の語訳]
人知れずよいことを行う者には、必ず目に見えてよいことが返ってくる
[解釈]
陰徳を積んでいると必ず良いことがある。人知れず善行をしていると、いずれ評価される機会が訪れるでしょう。
ただ、評価されることを期待して、少しでも人目に触れようと意識していてはいけないようです。それは飾りがついて意図的な輝きを放つので陰ではなくなってしまうのです。
スポーツで名選手の逸話として、天才と呼ばれる選手は往々として人目に触れず練習していたと語られます。チームプレイをするスポーツであればチームの勝利へ貢献するために自分を向上させるのも陰徳となるのです。
[参考]
有陰徳者必有陽報 – 氣楽亭 日乗

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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