「周りを見て評価し、見られて評価される」不知其子、視其友

その子を知らざれば、その友を視よ

―不知其子、視其友―

[原文](荀子 性悪篇)
不知其子、視其友
[書き下し文]
その子を知らざれば、その友を視よ
[原文の語訳]
その人物像がわからなければ、その交友関係を見よ。
[解釈]
その人物がどういう人かわからなければ、その友人を見ればどんな人か知ることができるということ。類は友を呼ぶといいますし。
例えば「子どもがどんな子と普段付き合っているか」を気にするのは親の典型的な心配例ではないでしょうか。
ちょっとガラの悪そうなメンバーをつるんでいるようなら要注意ですよね。
自身の生まれながらにしてもつ素質もそうですが、周りの環境も人格形成への影響が大きいと言われています。
SNSでも誰をフォローしているか、誰と友だちになっているかを見て、その人が「どんな人物か」とか「立ち位置なのか」を判断することがあります。
他方、外から見ればその子の家庭環境や「親の顔を見てみたい」となるわけです。見ることもできる反面、見られていることも意識しなくてはいけません。
先日の「己に如かざる者を友とするなかれ」での解釈を用いる、その子がどのような本を読んでいるかも参考にできるのではないでしょうか。
[参考]
其の子を知らざれば、其の友を視よ。:世外桃源:So-netブログ

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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