人はその親愛する所に之いて辟す
―人之其所親愛而辟焉―
- [原文](大学 伝八章)
- 所謂齊其家在脩其身者、人之其所親愛而辟焉。
- [書き下し文]
- いわゆるその家を斉(ととの)うるはその身を修むるにありとは、人はその親愛する所に之(お)いて辟(へき)す。
- [原文の語訳]
- いわゆるその家を斎える(ととのえる)というのは、その身を修めることが基盤にあるのだが、人はその親愛する者の所に行けば、愛・情に溺れて偏ってしまう。
- [解釈]
- 親しい仲だからといって依怙贔屓してしまうのが人間の常というもの。
- お気に入りばかり近づけて、嫌いな相手は遠ざけることに偏りすぎて、バランスが崩れてしまってはいけません。
- 特に組織ではリーダーがこのようなタイプの人だと、ひょっとすると優秀な人材を腐られてしまい活性化の芽を摘んでしまうかもしれません。
- 「泣いて馬謖を斬る」です。内外の人が混同した組織では賞罰に限らず公明正大にしなければいけません。
- [参考]
- 『大学』の書き下し文と現代語訳:11
[中国古典一日一言]
今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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