「時代を見抜く洞察力と行動力を持とう」識時務者在乎俊傑

時務を識るには俊傑に在り

―識時務者在乎俊傑―

[原文](三國志 蜀志 諸葛亮傳)
儒生俗士。豈識時務、識時務者在乎俊傑。此間自有伏龍、鳳雛。
[書き下し文]
需生俗士、あに時務を識らんや時務を識(し)るには俊傑に在り。この間に、おのずから伏竜、鳳雛(ほうすう)あり。
[原文の語訳]
儒生・俗士がどうして時務を識っていましょう。その時勢において何を為すべきか見抜くことができるのは俊傑のみです。この地には伏竜・鳳雛と呼ぶべき人物が住んでいます。
[解釈]
今も昔も求められる人材は有事に的確に対応し、局面を打開できる俊傑です。いわゆる「救世主」と呼ばれる人ですね。
できる人は変化する時代の中にあって、いま何が求められるか見抜き、何をすべきかを考察し行動に移せるのです。
洞察力(見抜く力)だけあっても、それを打開する企画力や行動力がないと俊傑まではいかないようです。
学歴があっても有事の小事を知ってか知らずか、人の興味を惹くがためだけに独善的にハコモノを作りたがるトップには困ったものです。
[参考]
時務を識るは、俊傑に在り(4つの課題) | あすなろ会計-広島の税理士
三國志修正計画/蜀書諸葛亮伝

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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