「金の切れ目が縁の切れ目」以利合者、迫窮禍患害相棄也

利を以って合する者は、窮禍患害に迫られて相棄つ

―以利合者、迫窮禍患害相棄也―

[原文](荘子 外篇・山木)
以利合者、迫窮禍患害相棄也
[書き下し文]
利を以って合する者は、窮禍患害(きゅうかかんがい)に迫られて相棄(あいす)つ
[原文の語訳]
利害関係で結ばれた者は、苦境や困難に直面すると、たちまち相手を見棄ててしまう
[解釈]
「金の切れ目が縁の切れ目」、損得勘定で結ばれた人間関係はいずれ破綻するのです。
景気が良いと人は集まってきますが、風向きが変わると潮が引くように人々は去っていくものです。
「代議士は選挙に落ちればただの人」と言いますね。「猿は木から落ちても猿」ですが。
利害関係を別として、相手が苦しい時には自分自身が苦しくならない程度に手を差し伸べてあげられるようにしたいですね。
[参考]
利を以って合する者は、窮禍患害に迫られて相棄つ | 仙台市宮城野区の歯医者 光倫歯科医院ブログ

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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