人に善言を与うるは、布帛よりも煖かなり
―与人善言、暖于布帛―
- [原文](荀子 栄辱)
- 与人善言、暖于布帛。
- [書き下し文]
- 人に善言を与うるは、布帛(ふはく)よりも煖(あたた)かなり。
- [原文の語訳]
- その人にとってためになる言葉をかけてあげることは、着る物よりも温かいものである。
- [解釈]
- 衣服よりも温かい言葉が人を包むこむということです。
- 被災時には物資もそうですが、歌や言葉が心の支えになったという経験談をよくききます。
- 色紙であったり、贈る言葉はその人にとって大事な宝物にもなりえます。
- 丁寧な言葉は相手を思いやる気持ちから生まれてくるものです。
- 言葉は人を救うこともあれば逆に傷つける凶器にもなりかねません。それだけ言葉は大事であるということです。
- [参考]
- 人に善言を与うるは布帛よりも煖かなり(ヒトニゼンゲンヲアタウルハフハクヨリモアタタカナリ)とは – コトバンク
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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