「手を離れたら戻ってこない気概で」丈夫一出身與人、豈復顧家耶

丈夫は一たび身を出で人に与えば、どうして復び家を顧りみるや

―丈夫一出身与人、豈復顧家耶―

[原文](三国志 魏書 徐晃伝)
丈夫一出身與人、豈復顧家耶
[書き下し文]
丈夫は一たび身を出で人に与えば、豈(どうして)復び家を顧りみるや
[原文の語訳]
丈夫は一たびこの身を人に仕えさせたからには、どうして再び家を顧みるというのか
[解釈]
業界によっては「親の死に目に会えないもの」という言葉があります。その世界に身を投じたら、最大の不孝である親との最期の別れはできないことを覚悟したうえで精励するということです。
また、できあがった製品は相手の手に渡ったら再び戻ってこないことを前提として、丹精込めて作り上げる必要があります。老舗や商品によっては補修などのサービスを提供していますが、それも商品の完成度に自信があることの裏返しでもあるのです。
政界では離れては出戻ったり離合集散が日常茶飯事になっていますね。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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