「年代ごとの三大自戒」君子有三戒

君子に三戒り

―君子有三戒―

[原文](論語 季子第十六)
孔子曰、「君子有三戒。少之時、血気未定。戒之在色。及其壮也、血気方剛。戒之在闘。及其老也、血気既衰。戒之在得」。
[書き下し文]
孔子曰く、「君子に三戒(さんかい)あり。少(わか)き時は、血気未だ定まらず。之(これ)を戒むる色に在り。其(そ)の壮(そう)なるに及びてや、血気方(まさ)に剛なり。之を戒むる闘に在り。其の老ゆるに及びてや、血気既に衰ふ。之を戒むる得(う)るに在り」と。
[原文の語訳]
孔子が言う、「君子は三つのことを戒(いまし)めなければならない。若いときは、まだ血気が安定していない。戒めるべき点は色欲にある。壮年になると、まさに血気盛んである。戒めるべき点は(人との)争いにある。老年になると、血気はもう衰えてくる。戒めるべき点は利欲にある」と。
[解釈]
トップに立つような人は、青年期は色欲、壮年期は闘争欲、老年期には利欲を自制しないといけないそうです。
40代は初老といわれるだけあって肩書などの名誉欲に走る人が多い気がします。
[参考]
(その60) 君子に三戒あり
季子第十六 437

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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