「小さな力も集まれば」羽翮飛肉

羽翮肉を飛ばす

―羽翮飛肉―

[原文](漢書 景十三王傳)
羽翮飛肉
[書き下し文]
羽翮(うかく)肉を飛ばす
[原文の語訳]
(羽軸に)羽根が集まって、鳥の体を飛行させる
[解釈]
一枚一枚は薄くて軽い羽でも、数多く集まれば鳥にように飛ぶことができるということです。
小さなものでも数多く集まれば大きな力になるということですね。塵も積もれば山となります。
「ちょっとくらいなら」という軽い気持ちが、取り返しのつかないことになる危険性をはらんでいます。
自分だけの力では動かせないモノやコトでも、仲間や助けがあれば動かすことができます。いかに集めることができるかが大事になってきます。
また、多く集めても軸がしっかりせず統率して行動ができなければ、結集した大きな力として発揮することができません。
[参考]
四字熟語(1級)botさんのツイート: “羽翮飛肉【うかくひにく】

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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