巧詐は拙誠に如かず
―巧詐不如拙誠―
- [原文](三国志 魏書 劉曄伝)
- 巧詐不如拙誠。
- [書き下し文]
- 巧詐(こうさ)は拙誠(せっせい)に如かず。
- [原文の語訳]
- 巧みに詐しても拙なくても誠実であることに及ばない。
- [解釈]
- 言葉巧みに同調することは、上手く表現できなくても安易に同調せず誠実であることには及ばないということです。
- 実力があるのにそれを保身や利己のためだけに使い、道徳に基づき誠実に行動しないようでは人として劣るというのです。
- また実力がないのにあるように見せるようではいずれ化けの皮が剥がれますし、実力がなくても誠心誠意をもってあたることでいずれ認められるものです。
- 巧詐は場面により戦術として使うものであり、常道の拠り所にしないように注意したいものです。基本は不器用でも誠意をもってことにあたるようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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