「氷山の一角かも」苛砕無大体

苛砕に大体無し

―苛砕無大体―

[原文](三国志 魏書 梁習伝)
苛砕無大体
[書き下し文]
苛砕に大体無し
[原文の語訳]
細かいところにまで厳しいと大局観をもてない
[解釈]
「苛碎無大體(厳格で煩雑な性格で大礼に欠ける)」と書かれているものもあります。
細かすぎてしまうと、そこばかりに気がいってしまい、初期基本や広い視野で観ることを忘れてしまいがちになることがあります。
個々にはきれいでも全体を眺めるとバランスが崩れてしまっていることも。
細かいところを気にしていたら、そもそも論だったりすることもありますね。
露呈した問題は実は氷山の一角で、後ろに実は大きな問題が潜んでいる場合もありますが、それに気付くことができないケースが多い気がします。一つの事柄を始点に全体を掘り下げていく必要があります。
また全体やゴール、目標を定め、そこから無駄なものを省きながら細分化することが必要ですね。
[参考]
苛砕に大体無し

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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