「最後まで守る」君は其の内を為し、臣は其の外を為す

君は其の内を為し、臣は其の外を為す

―君為其内、臣為其外―

[原文](三国志 魏書 陳矯伝)
君為其內、臣為其外
[書き下し文]
君はその内を為し、臣はその外を為す
[原文の語訳]
主君は内側に入り、家臣である自分は外側となる
[解釈]
国は滅亡し肝臓だけが残った主君に対し、臣下の弘演は自らの腹を割いてそれを体内に入れて亡くなった。主を守りきれなかった部下のせめてもの償いと抵抗です。
これを聞いた恒公は自分にはここまで尽くす臣下はいない、これは対岸の火事ではないと自戒したのです。
災害時、倒壊物や落下物から子どもを守るため、覆いかぶさる親御さんは多くいるはずです。組織でも仕事上のボディーガードではなく、私心で自らの危険を顧みずトップを助けることがあります。
最後の最後まで守ってくれうような人に周りにいてほしいものですし、自分も命を懸けてでも守る程の人を大事にしたいものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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