「安定期は内部紀律を正すことを怠らない」治世御衆、建立輔弼、誡在面従

世を治め衆を御するには、輔弼を建立し、面従を誡む

―治世御衆、建立輔弼、誡在面従―

[原文](求言令)
治世御衆、建立輔弼、誡在面従
[書き下し文]
世を治め衆を御するには、輔弼を建立し、面従を誡む
[原文の語訳]
世を治めて民衆を統御し、輔弼(補佐役)を立て、面前だけ従うことを戒めるべきである
[解釈]
安定した治世とするには、天子を助ける補佐役を任用し、媚びへつらう人の態度を改めさせる必要があるということです。
安定期を持続するにはトップ一人だけではなく補佐役が必要です。そういった人材を登用した上で、面従腹背するような人を改心させる必要があります。
平和な期間が長く続くと、気の緩みや派閥や内輪での利権争いが出てきます。そういった時に備えて、しっかりとした補佐役を据えて、紀律を正すことを忘れてはいけません。
[参考]
そもそも世を治めて民衆を統御し、輔弼を立てる場合、戒めるべきは面従にある。

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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