福は無為に於いて生まれる
―福生於無為―
- [原文](准南子 繆称訓)
- 福生於無為、而患生於多欲。
- [書き下し文]
- 福は無為に於いて生まれ、患は多欲に於いて生ずる。
- [原文の語訳]
- 幸福は無為無心の中に生まれ、患禍は欲を出しすぎると生まれる。
- [解釈]
- 幸せは素直さの中で生まれ、欲を出しすぎると患禍のもとになるということです。
- 幸せになろうなろうと思っていると不安や悩みが増えてしまいます。現状を受け入れ満足していれば、それだけで幸せな気持ちになれるということです。
- 幸せになろうと欲が出るから何かしたくなるものですが、欲や不安、恐怖感などから起きる言動というのは切迫し不安定なものとなり、得てして混乱を来すことがあります。一方で満足した中での言動には余裕があり安定しています。
- [参考]
- 20、諺四文字・道場「福は無為に生ず(ふくはむいにしょうず)」ダヨ! – 脳卒中片麻痺マターキ各駅停車で心の旅・(自由気ままに!)
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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