「アクセントをつけて要望に合わせる」美味期乎合口

美味は合口に期す

―美味期乎合口―

[原文](漢書 揚雄傳下)
美味期乎合口
[書き下し文]
美味は合口(ごうこう)に期す
[原文の語訳]
美味しいものは口に合うものにする
[解釈]
口に合うものが美味しいものということです。
好みは人それぞれです。同じ素材でも調味料や調理法にとって全く別の料理となります。食べる人の口にあった料理が、その人にとっての美味しい料理となるのです。
料理以外でも相手の要望に合わせて対応を変化させたり、組織やチームでも現状や方策、相手によって人材を編成することが必要です。人事部が重要視されるのはこのためですし、トップは人事権を手放してはいけないのです。
ただし、気に入ったメンバーばかりをあつめた仲良しチームでは偏った方向へ行ってしまう危険性があります。山椒や唐辛子のような全体がピリッとするアクセント的な人材や緊張感を含ませておくことが大事です。
[参考]
美味期乎合口,工声調于比耳。-名言

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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