「外に出る勇気をもつ」駑馬戀棧豆

駑馬は棧豆を戀う

―駑馬戀棧豆―

[原文](三国志 魏書 曹爽伝)
範則智矣、駑馬戀棧豆、爽必不能用也。
[書き下し文]
(桓)範は則ち智矣、駑馬は棧豆を戀う、(曹)爽は必ず用いること能(あた)はざる也。
[原文の語訳]
桓範は智者であるが、駑馬は馬小屋の豆を好む、曹爽は採用するはずがない。
[解釈]
自分の能力にあった程度のことや自己満足を好むということです。智恵を与えられても自分に知識がなければ理解することができず実行できない、我が身が安泰であればそれで良いということです。
桓範は曹爽に天子を擁して号令をかければ誰も反抗できないと策を授けますが、司馬懿から富裕生活の保障を担保にされていることから採用しませんでした。
度胸のない人は大志を抱けなかったり、現状に満足して出不精となり外界を知らずに視野が狭くなってしまいます。
現状に満足することなく、一歩外に踏み出す勇気を持ち続けたいものです
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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