痴を仮りて癲わず
―假痴不癫―
- [原文](三国志 魏書 曹爽伝)
- 假痴不癫(かちふてん)。
- [書き下し文]
- 痴を仮りて癲わず。
- [原文の語訳]
- (あくまで)判断ができないように装っているだけで気を狂わせてはいけない。
- [解釈]
- わざと分からない、認知できない程に愚かったり劣ったふりをして相手を油断させるということです。自暴自棄になってデタラメをするのとは違うということです。
- 司馬懿のもとを訪れた李勝は老いて朦朧とする演技にすっかり騙され、それ伝え聞いた曹爽も信じ込み警戒心をといてしまいました。
- 強い相手に警戒されているようであれば馬鹿になってみせたり知らん顔をして、その気がないような素振りをすることで気を逸らせ、それでいて観察しておき隙を突くのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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