亡きを褒めるは存の為、往くを厚するは来を勧めるなり
―褒亡為存、厚往勧来也―
- [原文](三国志 魏書 郭嘉伝)
- 襃亡為存、厚往勸來也。
- [書き下し文]
- 亡きを褒めるは存の為、往くを厚するは来を勧めるなり。
- [原文の語訳]
- 亡き人を褒賞するのは生者のため、去る人への厚意は来る人を勧奨するためです。
- [解釈]
- 亡くなった人を褒賞するのは残された家族などのため、去っていく人への厚情は来る人を促すためということです。
- 組織への功労者はその人だけでなく、その人を影で支えた家族など周囲の存在を忘れてはいけません。褒賞することは、その支えた人たちへの感謝の意でもあるのです。
- また去っていく人へ対して礼をもって送り出すことは、同時に来る人への厚遇を示唆していることにもなります。
- 組織では従業員やその周囲の人たちへの礼をもった接遇を忘れないようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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