何公を輔けるは未易なり
―何公未易輔也―
- [原文](三国志 魏書 鄭渾伝)
- 何公未易輔也。
- [書き下し文]
- 何公を輔(たす)けるは未易(みい)なり。
- [原文の語訳]
- 何進公を補佐するのは容易ではない。
- [解釈]
- 自分が仕えている何進が提案した意見を採用せず、誤った決断をしたことに対し、補佐する役目でありながら正しく導くことは難しいということです。
- 補佐役として起用されたのに、起用してくれたトップが意見に耳を貸さないようでは意味がありません。もちろん最終的に決断するのはトップの役目ですが、慢心であったり自分の考えが絶対と思っているトップでは困りものです。
- トップはイエスマンでない人を起用するのであれば、当然意見が対立することを前提としなければいけません。それができないようでは起用せずお友だち組織にすべきです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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