立錐の土も無し
―無立錐之土―
- [原文](三国志 魏書 倉慈伝)
- 無立錐之土。
- [書き下し文]
- 立錐(りっすい)の土も無し。
- [原文の語訳]
- 錐を立てるほどの土地もない。
- [解釈]
- 旧豪族は余るほどの土地を所有しているのに、民衆は錐を突き立てるほどの土地もないということです。「立錐の余地もない」という言葉もあります。
- 上層部や権力者だけが利益を有し、下部は恩恵を受けることができてないということです。
- 好景気時代には自社ビルの上層階には取締役専用の部屋が個別に充てがわれる一方、一般社員は狭いロッカールームしかないということも。
- 論功行賞も必要ですが、組織全体での利益は一部の人にだけ配分するのではなく、組織員全員に還元、共有していけるようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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