志は澹泊に頤
―頤志澹泊―
- [原文](三国志 魏書 邴原伝)
- 頤志澹泊、口無擇言、身無擇行。
- [書き下し文]
- 志は澹泊(たんぱく)に頤(い)、口に擇(えら)ぶ言無し、身に擇ぶ行無し。
- [原文の語訳]
- 志には私欲がなく、言葉に選ぶ必要はなく、行動にも選ぶ必要がない。
- [解釈]
- 私欲がなく裏表のないさっぱりとした性格ということです。私欲がないから言動をいちいち選ぶ必要がないのです。
- 疑り深かったり、深読みをするようですと、行動のひとつひとつに慎重に選択することになります。
- 人生は選択の連続、歴史は選択の繰り返しといいますが、私欲がなく無欲であれば邪念も消え選択する余地(意識)がなくなり、いち早く反応することができるようになるのです。
- 採算度外視というのは難しいですが、できるだけ私欲を抑えた上で最善を尽くすようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言 #邴原伝 #鄭玄 #邴原別伝 #史記 #屈原賈生列傳
[ad#book]
コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています