其の皮之虎なるを忘れる也
―忘其皮之虎也―
- [原文](三国志 魏書 陳思王植伝)
- 忘其皮之虎也。
- [書き下し文]
- 其の皮これ虎なるを忘れる也。
- [原文の語訳]
- その皮が虎だということを忘れてしまっている。
- [解釈]
- 羊に虎の皮を被らせても草に喜び天敵に怯えるのは皮を被っていることを忘れているから、適任者を登用しなければ役職だけあっても意味を成さないということです。
- 戦国であれば文官を将軍に登用しても、読書を好み戦いを怖がるような人物では意味がないということです。
- 仕事ができる人を管理職にしても、人事をマネジメントできる能力を持ち合わせていなければ、人に任せずに自分でやってしまい負担を増すだけになる危険性があります。
- 自分の立場をしっかりと理解し、職責を全うしなくてはいけません。また、任免する側もきちんと能力を見極める必要があります。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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