「指摘に傾聴する」正辞は於いて昏主を動かし、明戒は於いて身後に験ず

正辞は於いて昏主を動かし、明戒は於いて身後に験ず

―正辞動於昏主、明戒験於身後―

[原文](三国志 魏書 高堂隆伝)
正辭動於昏主、明戒驗於身後
[書き下し文]
正辞は於いて昏主(こんしゅ)を動かし、明戒は於いて身後(しんご)に験ず
[原文の語訳]
正しい言葉は愚君を動かし、明快な戒告は死後に現実のものとなる
[解釈]
無能な君主を突き動かす正道を説き、忠告は死後に現実のものとなる。終身まで献身的に国ためを思って言い続けたということです。
後になって、あの時の言葉の意味が判るという場合がよくあります。この場合は、その時も効果的な指摘をしつつ、いなくなった後でも憂いが現実のものとをなっていたということです。
組織おいては従業員だけでなく常連さんやお馴染みさんほど思いからよく苦言を呈してくれるものです。その場で改善できれば幸いですが、それを無視し続け、遂にその人が姿を見せなくなってしまい、後に指摘されていた部分が業績降下の原因となってしまうようではいけません。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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