枝幹は既杌し、本実の先抜くに由しなり
―由枝幹既杌、本実先抜也―
- [原文](三国志 魏書 高堂隆伝)
- 由枝幹旣杌、本實先拔也。
- [書き下し文]
- 枝幹は既杌(きこつ)し、本実の先抜くに由しなり。
- [原文の語訳]
- 枝と幹から揺らぎ始め、根本から抜けてしまう。
- [解釈]
- 大きな衝撃や動揺、軸に振れがあるといずれ転倒するということです。
- 組織においては代替わりなどが該当するかもしれません。方針や信念が先代よりも希薄となることが、根が浅細になるということになりそうです。
- どこかで大きな方針転換があって、それが原因で一気に傾くということがあります。無理な事業拡大なども広く浅くなる要因です。どっしり構えてじっくりと根をはらすことが重要です。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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