孔子廟と関帝廟の参拝の仕方があるのか気になったので調べたついでに持論展開

今年は後厄

先日、友人のC8氏がよた8氏と奈良にある春日大社へ厄落としにでかけたそうです。
ちなみに自分は先日、同じく厄落としのために尾張大國霊神社 国府宮(通称:国府宮神社)のはだか祭に参加してきました。今年は後厄で3年連続の参加。なんとか3回とも神男に手触できました。

さて、C8氏たちは平日ということで参拝者は外国人が多く、そこで彼は「きちんとした参拝方法をしなくては」と感じたそうです。最近は寺院でも神社と同じように「二礼二拍手一礼」をする人を見かけますが。

そういえば廟の参拝方法って

そんな話から、そういえば正月に嫁さんの実家へ帰省した際に彼と神田明神と湯島聖堂へでかけたのですが、神田明神はともかくとして、湯島聖堂の大成殿、孔子廟への参拝ってどうするのがよいのだろう?以前に横浜の関帝廟へも行きましたが、日本式の参拝はしなかったのを思い出しました。

湯島聖堂の大成殿の前に賽銭箱があったのですが、他の参拝者はみな、一般的な神社の参拝方法「二礼二拍手一礼」を行なっていました。
それを一緒に見ていたC8氏も「日本の神様じゃないから違うよね?」と違和感を抱いていたようです。
拝礼する形はどうであれ気持ちがあれば良いのかもしれませんが、「郷に入っては郷に従え」とも言いますし、一般的な参拝作法があるのならば次回の参拝時にはとってみたいと考え簡単にググってみました。

困ったときのグーグル先生

すると、「湯島聖堂 参拝方法」では、これといった記事はヒットせず、代わりに湯島天神が多くヒットします。
おそらくそちらの方が調べる人が多く需要があるのでしょう。「もしかして」検索という感じでグーグル先生も上位に上げてくるんじゃないでしょうか。

しかたがないので「孔子廟 参拝方法」にしました。
すると湯島聖堂ではないですが、「ナガジン」発見!長崎の歩き方台湾流お祈り―拝拝(バイバイ)全攻略 ? TAIPEI STYLE(台北スタイル)-台湾在住,旅行観光情報などが上がってきました。

跪拜台(きはいだい)(上記案内図〔11〕)
正面に向かいひざまずき、頭を深く3回さげて畏敬の念を表す。
同じ動作を3度くりかえすのが正しい参拝方法だ。
「ナガジン」発見!長崎の歩き方

参拝の順序は、先ず天公炉(手前の香炉)から始め、次にご本尊様(奥の香炉)、そして最後が周りの神様です。拝拝する時は、線香を両手で持ち、頭上に掲げ、自己紹介(心の中で神様に名前や住所を告げる)し、三度拝礼(三拝)し、線香を香炉に入れましょう。
台湾流お祈り―拝拝(バイバイ)全攻略 ? TAIPEI STYLE(台北スタイル)-台湾在住,旅行観光情報

つづいて「関帝廟 参拝方法」で。
こちらは横浜 関帝廟《参拝の作法》関帝廟ガイド~知っておきたい、正しい「基本」の参拝方法など具体的な方法が紹介されています。

5本の線香に火をつけて、本殿回廊にある1~5番の番号がついた香炉に順に線香を1本ずつ供えて身を清める。本殿に入り、中央に関聖帝君、左に地母娘娘、右に観音菩薩、右斜め後ろに福徳正神が祀られているので、順に参拝する。神前にひざまずいて合掌し、住所・氏名・生年月日を告げて、それぞれの神様に順に願いごとをする。(金紙は神様への金銭の献上と、願いが叶えられた時のお礼を意味しますので、本殿内の供物台に供え参拝後に境内にある金炉(金神紙専用の炉)で燃やします。)
横浜 関帝廟《参拝の作法》

長い歴史の中で受け継がれているうちに若干の変化あったようですが、基本的にどちらの廟でも「ひざまずく」「おじぎをする」「自己紹介をする」は共通し「拍手はしない」ようです。
ちなみに孔子を祀った孔子廟は儒教、関羽を祀った関帝廟は道教のそれぞれ霊廟となります。

ここから持論

神社で参拝するときは○○祈願とはいいますが、自分は近年「○○できますように」ではなく「今日は○○を約束しに来ました」としています。
神様に頼んじゃうと本当に他力本願で頼っちゃいますからね。約束にするんです。
「しますから見守ってください」「何かの時は後押ししてください」という感じ。
「成功をイメージする(潜在意識に定着させる)」に近いですし、約束なので破るわけにはいかなくなります。
その代わり大それた約束はできません。
簡単にクリアできる程度ではなく、少しは困難を伴うあたりに設定して「(先にある目標に向かって)今はこれを約束します」という感じです。
参拝は定期的に行うのであれば次の参拝予定までに達成できるかどうかギリギリのところが良いかもしれないですね。

神社は「気持ちをリセット」させてくれます。初詣は昨年の行ないをリセットして、気分一新、新たな一年のスタートを切る気持ちになったり、お願いをすることで自分に「神の御加護」というパワーを与えてくれると感じる人も多いのではないでしょうか。

本当は「お願い=約束」して「パワーをもらう=約束を破れないという気持ちが背中を押す」ことでやる気の源泉にしてるのですが。
だからココ一番という時に「だって神様にお願いしてるんだから!!」と頭に浮かぶ人は潜在意識に成功イメージを定着させている分、成功への執着心も少しは強いのです。もっと強い人は「約束してるんだから!!」と日頃から意識している人です。

冒頭のはだか祭でも「今日は町内の祈願奉納と自分の厄落としのために神男に触りに来ました。」という具合です。
神男に触るのはかなり難しいと参加以前に言われていましたし、誘ってくれた友人も長年参加しているけど触れたことがないと。
だけど確実に神男に触れている人もいるのですから、できるかどうか微妙なラインである「厄落としのために触る」が約束で良いですよね。
結果も大事ですが過程もまた大事。触りに行こうというチャレンジする気合は自分の糧になるはずだと。
初参加の年、正直テレビで見るのとはまるで迫力の違うのにかなり驚きましたが、それでも約束をずっと口ずさむように忘れずチャレンジした結果、触ることができました。

こうやって考えると約束毎に参拝する神社を選ぶことも気になってきますね。
「町内の神社」や「参拝者の多い由緒ある大きな神社だから」という理由であれもこれもお願いするという訳にはいかなくなってきますね。
だからといって、目的ごとにあちこちの神社へ出かけていては負担が大きくなってしまいます。
ですので、人はまずは体が資本なわけですから、自分や家族の健康を祈願する一箇所をいつでも参拝できる距離にある神社に定め、あとは目的に応じてというのが理想的かもしれません。

学業成就や商売繁盛も身近なところに参拝できることがあると良いですね。
小さなハードルをこつこつとクリアするごとに達成報告と新たな約束が頻繁に行うようにできれば。

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  1. 神田っ子 より:

    湯島聖堂の釈奠や神農祭は、神田神社神職による神式で奉仕されていますので、二拝二拍手一拝の拝礼作法でもあながち間違いではないように思います。

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