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【市長】平成20年5月19日定例記者会見の内容

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なし 【市長】平成20年5月19日定例記者会見の内容

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2008/5/22 17:17
narupara  管理人   投稿数: 7555
平成20年5月19日 14時00分から(第一会議室)


さる9日、地下鉄の久屋大通駅エスカレーターで発生した、転倒事故では、14名の方がお怪我をされました。心よりお見舞い申し上げますと同時に、申し訳なく思っています。

本日は4点、報告させていただきます。

1点目は、環境モデル都市についてです。

先月11日に募集要領が公表されて以降、1ヶ月余という短期間でしたが、山田副市長をトップとしたプロジェクトチームに、精力的に準備を進めてもらいました。

21日が締め切りなので、21日までに申請書を提出します。

都市には世界の人口の半数以上が居住し、2030年までに50億人に達すると予想されています。また、2割の先進国が、全エネルギー資源の6割を消費しているのが現状です。こういった状況を踏まえて、都市には、自らが排出するCO2を大きく減らし、発展途上国に対して「CO2排出増なき経済・社会発展」のモデルを示す責務があると考えています。

そこで、本市の提案は、2050年に「化石燃料消費1/5」、すなわち80%カットを目指して、豊かな都市生活を世界平均並みの化石燃料消費で支える、新たな都市の姿を創造することとしています。

その大きな挑戦目標を達成するための取り組みの方針として、脱マイカーを実践する「駅そばライフ」や、脱ヒートアイランドを推進する風水緑陰(ふうすいりょくいん)、風(かぜ)、水(みず)、緑(みどり)、そして陰(かげ)、「風水緑陰ライフ」など、低炭素社会を支える新たな生活様式の創出を掲げています。

具体的な内容をこれ以上言うと、競争相手があることなので、今日はここまでにしたいと思っています。かなりドラスティックな提案をするつもりでやっています。明後日、応募提出をする予定です。毎日少しずつ手直しをしていますが、提出まで模索が続くと思っています。

本市の市民や事業者の皆様は、ごみ減量で培った協働のパワーと、環境に対する高い意識を持っておられます。それは42万人に及ぶエコライフ宣言にも見られると思っています。この提案に掲げたライフスタイルの変革でも、その底力を発揮していただけるものと思っています。

今月末、いよいよ正式決定する予定のCOP10愛知・名古屋開催と、環境モデル都市への選定を車の両輪として、名古屋の「都市の意志」を示していきたいと考えています。

これが1点目です。2点目は、新たに製作した「名水」の水差しについてです。

名古屋の水道水「名水」のおいしさは、市政世論調査での「名古屋の誇れるところ、良いところ」の項目の中で、2年連続で第2位となっています。

これまで、イベントなどではペットボトルの「名水」を配付していましたが、環境への負荷低減と廃棄物減量の観点から、オリジナルの水差しを活用したPRを展開していきます。

この水差しを使って水道水を直接飲んでいただければ、ごみ・資源の発生抑制につながり、ペットボトルの製造から消費までに使われるエネルギーの節約にもなります。

例えば昨年度は、5万本の「名水」ペットボトルを製造・配付しましたが、これは6,000kg、6トンのCO2排出と、1,250kg、1.25トンの資源に相当します。この水差しを使うことによって、これらの発生を抑制することができるものと思います。

ちなみに先ほど調べてきましたが、市内では、約8,000トンから9,000トンの資源を使ってペットボトルが作られ流通しているようです。

今後、COP10の開催に向け、他都市や諸外国の方が出席される会議も多くなってきますので、この水差しで地元のおいしい「名水」を提供し、環境に配慮した名古屋市の取り組みをPRしていきたいと考えています。また、庁内で開催する会議では、ペットボトルによる水の提供は取りやめます。

使用に協力していただけるよう、レストランなどにも呼びかけていきたいと考えています。

このあと、記者クラブの皆様方にも、お配りしますので、ぜひお使いいただき、PRしていただければと思います。

私は、かねがね、名古屋市内のホテルで行われるような会議に、世界の水のペットボトルが配られることに対して大変な違和感を持っていました。名古屋の水道水はとてもおいしく、また、もし使っていただくとしても、この地域の水を使ったペットボトルの水を使っていただければと、わざわざ外国の水を飲むことはないというのが私の想いです。

3点目は、クオリティライフ21城北の着工についてです。

本市の4大プロジェクトの1つ、クオリティライフ21城北の整備が、いよいよ始まります。このプロジェクトは、北区平手町1丁目の国の研究施設跡地を、保健・医療・福祉の総合的エリアとして、隣接する志賀公園と一体的なまちづくりを行うものです。

今回着工するのは、その中核施設である「西部医療センター中央病院」で、小児科・産婦人科の救急医療の実施など、周産期医療や小児医療等の充実、消化器系のがんに重点を置いた診療機能の充実に取り組んでいくことを予定しています。

現在、大変問題になっています、小児・産婦人科、そしてその救急医療といったものの中核的病院として力を発揮していきたいと思っています。

今週22日に、私も出席して、北文化小劇場で起工式を行います。

今年度は、このクオリティライフ21城北のほか、名古屋城本丸御殿、東山動植物園の再生と、4大プロジェクトの3つまでが着工を予定しています。中長期的なまちづくりの上でも、節目の年となる大事な1年だと思っています。

4点目は、ミャンマーと中国の災害被害に対する街頭募金についてです。

今月2日から3日にかけて大型サイクロンがミャンマーを直撃し、12日には中国・四川省で大規模な地震が発生しました。被害にあわれた皆様方にお見舞い申し上げるとともに、いまだ安否不明の方々のご無事を祈っています。

こういう事態を受けまして、先週15日、木曜日には、中国への国際緊急援助隊に参加させるため、特別消防隊「ハイパーレスキューNAGOYA」に所属する3名の職員を派遣したところです。

また、一昨日と昨日の2日間に渡り、市職員有志を中心としたボランティアにより、金山、栄、名古屋駅の3箇所で、街頭募金を実施しました。多くの市民の皆様方から寄せられました募金額は、合計148万333円となりました。日本赤十字社を通じて、両国へ送金をします。

両被災地の一日も早い復興の一助になればと思っています。


名古屋市:平成20年5月19日 市長定例記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h20/nagoya00054770.html
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