「褒めて伸ばす」貴其所長、忘其所短

その長ずる所を貴び、その短なる所を忘る

―貴其所長、忘其所短―

[原文](三国志)
貴其所長、忘其所短
[書き下し文]
その長ずる所を貴び、その短なる所を忘る
[原文の語訳]
長所を褒め、短所には目を瞑る
[解釈]
「褒めて伸ばす」です。
できる人は周りの人の長所を見つけて引き出してあげるとともに、短所もきちんと把握して「こういう欠点も仕方ない」といちいち目くじらをたてないのです。
完璧な人間などいないのですから、周りにプラス要素となる能力はどんどん発揮してもらい、マイナス要素となる欠点はなるべき損失を抑えるよう、他の人に補ってもらうなどの配慮をし、適材適所できるのが組織の管理者に必要な資質なのです。
チームプレーを要するスポーツの監督やコーチには特に必要ですね。
畑違いの無理難題を押し付けて、できない部下の批判ばかりするトップでは困りものですね。
[参考]
特典孫権

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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