「ピンチをチャンスと捉える」転禍而為福

禍を転じて福となす

―転禍而為福―

[原文](戦国策 燕策)
知者之挙事也、転禍而為福、因敗而成功。
[書き下し文]
知者の事を挙ぐるや、禍(わざわい)を転じて福となす、敗に因りて功を成す。
[原文の語訳]
智者を事例とすれば、禍を転じて福にさせ、失敗を成功の要因とする。
[解釈]
災いを上手く利用することで、逆に自分に有利になるようすることです。ピンチをチャンスと捉えるという意味ですね。
困難は成長の機会と言いますが、状況改善のためといって、無計画な悪あがきに要注意ですね。
おいしい話など心が揺らんだときに、すっと正気に戻せることが、災いからの起死回生できる機会になるのです。
[参考]
◆聖人之制事也、轉禍而為福、因敗而為功。:蘇秦の燕救援策「禍を転じて福と為す」、戰國策・燕策・燕文公時◆:IKAEBITAKOSUIKA

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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