「ボロボロになるまで読み込む」韋編三絶

韋編三たび絶つ

―韋編三絶―

[原文](史記 孔子世家)
韋編三絶(いへんさんぜつ)
[書き下し文]
韋編三たび絶つ
[原文の語訳]
読んでいた本のとじひもが3回も切れた
[解釈]
とじひもが3回も切れるほどくり返し熱心に本を読むこと。
ボロボロになるほど読み込んでいる辞書や愛読書はありますか。
小学生の学習例に、辞書で引くたびに付箋をつけていくというものがありました。付箋の数だけ「調べた」「使い込んだ」と目に見えることで、意欲を向上させる効果もあるそうです。
そもそも説明書もロクに読まずに、すぐに他人に頼る人がいますし、精読期間にどれほど読み込んでいるかも未知数な人もいますね。
本に穴が空くくらい法律本を読み込むのは、法に通じる専門家か抜け道を探す輩か。どちらにしても読書量は尋常で無いはずです。
教科書でも、時間があるときに全ページにざっと目を通すことを繰り返すことで、段々と内容を憶えていくといいます。繰り返すことの積み重ねの一つですね。
[参考]
韋編三絶(いへんさんぜつ)とは – コトバンク

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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