旦夕の危
―旦夕之危―
- [原文](三国志 蜀書 孟光伝)
- 有何旦夕之危、倒懸之急。
- [書き下し文]
- 何の旦夕(たんせき)の危、倒懸(とうけん)の急あり。
- [原文の語訳]
- どうして差し迫った危機や、緊急の事態なのか。
- [解釈]
- 恩赦を頻繁に行なうことへの諫言、恩赦はやむえない事態となっている状況でのみ実施するもので、そのような差し迫った事態でもないのにどうしてかということです。
- 目の前にある事象が喫緊の課題か見極める感覚はつねに磨いておかなければいけませんが、あまりに敏感になりすぎても神経をすり減らす要因になります。
- 奥の手は最後の最後までとっておく必要があります。手立てを複数準備し。どれから打ち出すかの優先順位は事前に決めておくことが大事です
- 在庫処分の安売りは最後の手段であって、安易に実施するのは要注意です。手遅れにならない程度でタイミングを見極めるようにしなくてはいけません。
- 小さなところで大げさすぎる手段を取ると周囲を動揺させてしまいます。大きくなる前に摘み取ることは大事ですが最小限で適切な処方を心掛けたいものです。
- [参考]
- 孟光 もうこう 蜀伝 | 三国志.jp 三国志総合情報サイト
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