一飯の恵みに、匹夫は死する
―一飯之惠、匹夫所死 ―
- [原文](三国志 魏書 公孫度伝)
- 一飯之惠、匹夫所死。
- [書き下し文]
- 一飯の恵みに、匹夫は死する。
- [原文の語訳]
- 一杯の恩恵に、道理をわきまえない男でも死を賭ける。
- [解釈]
- 一食の恩に対し、不道徳な男でも死を厭わず恩に報いるということです。
- 公孫度が朝廷に対して一飯以上の厚い恩恵を受けているならば尚さら恩を忘れるわけがない。叛くなどありえないと弁明しています。
- 本人にとっては些細な事であっても、相手にとって「この人のためなら」と思わせることがあるのかもしれません。それを意識して故意に恩を売るようではいけません。
- 窮地に陥ったときに「あの時の…」などと救いの手がくるなんてドラマチックですね。
- 与えた恩は忘れても、受けた恩は忘れてはいけません。寸借詐欺なんてもってのほかですよね。
- 恩の大小に関係なく、恩を返す時は勇み足や早とちりに注意しながら全力で報いるように心がけたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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