2009/3/22 読売新聞(サイト上)に記事が掲載されていました。
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以下本文
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女子プロボクシング、「体動かす楽しさ伝えたい」
今月1日に中部地方で初めて開催された女子プロボクシングの試合に出場し、デビュー戦を勝利で飾った横関夏芽選手(37)=緑ジム(名古屋市緑区)所属=の第2戦が早くも決まった。4月5日に福岡県春日市で試合がある。横関選手は連勝を目指して、練習に余念がない。
2戦目の対戦相手は昨年12月に17歳8か月で最年少デビューを果たした黒木優子選手(関ボクシングジム=福岡市)。横関選手には黒木選手と同じ年頃の娘がいる。「話を聞いたときは戸惑いましたが、絶対に勝ちます」と闘志を燃やす。
横関選手は29歳で空手を始め、3年後にボクシングに転向。昨年10月にプロテストに合格した。
週5日、介護の仕事を終えた後、片道1時間かけてジムに通う。男性相手にスパーリングやミット打ちなど2時間の練習に汗を流す。緑ジムの松尾敏郎会長(61)は「ふだんはかわいらしい女性だが、とても意志が強い。初戦のように持っている力を出せたら、いい試合になるだろう」と、練習に打ち込む横関選手を見つめ、目を細めた。
勤務先で副業が禁止されているため、デビュー戦で手にしたファイトマネー6万円は、日本盲導犬協会に全額寄付した。「試合では網膜剥離(はくり)の危険があり、決して人ごとではない。目の不自由な方に少しでも役立ててもらえるなら」と話した。
2007年11月に女子のプロ化が認可され、女子の対戦は始まったばかり。試合会場で観戦した女性が、ボクシングジムへ通い始めたという話を聞いた。「興味を持ってもらえたのはうれしい。体力が続く限り1戦でも多く戦い、体を動かす楽しさを伝えたい」と笑顔を見せた。
横関選手、来月5日福岡で第2戦 : 愛知 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20090322-OYT8T00981.htm